2020年春からのコロナウイルス蔓延拡大の影響により、世の中に急速に進んだ採用のオンライン化と買い手市場への転換。
採用現場の変化に対応すべく効果の出る施策の検討・運用を求められている人事担当者も多いのではないでしょうか?
昨今、人事・採用担当者の耳目を集めているのが採用動画を用いた動画コンテンツマーケティングの発想です。
これまでは、東京一挙集中の就職活動もコロナ禍においては、地域、地方にも追い風になっています。
この機に、地元の優良企業は求職者にしっかりとアピールし、地元を支える人材に集まってもらい、地域活性化の一役を担ってもらいたいものです。
その為に、今回はまず採用動画の効果をまとめ、「採用動画の制作に高い費用を支払う価値があるのだろうか」と不安のご担当者向けに活用の流れをお伝えしていきます。
効果1:事業の情報、組織の雰囲気をわかりやすく伝えることができる
採用動画が果たす本質的な役割は、企業内の情報をテキスト以上に「伝えられる」ということに尽きます。
就職活動をする学生も含めた求職者のほとんどは、採用媒体・WEB サイト・パンフレットを通じて会社情報を得ます。
しかし、テキストや画像情報だけでは、事業や組織についてイメージしにくさを残します。
採用動画が伝わりやすい理由は、動画コンテンツ自体が情報の圧縮性に優れているから。
聴覚と視覚情報を通じて、テキストだけでは伝わりにくい非言語要素(雰囲気など)も、短時間で魅力的に伝えていくことができるのです。
採用動画の期待できるポイントの一つに、企業コンセプトを伝えやすさを挙げます。
採用活動において重要なのは、ただ内定を出し承諾してもらうことではなく、自社の理念やビジョンに共感してくれる人材が入社してくれること。
しかし、理念やビジョンは、イメージや熱感を含めて非言語的な要素の影響が大きく、文字や画像で簡
単に伝わるものでもありません。
では、企業理念やビジョンといった抽象的な概念に、どうすれば共感してもらえるのか。
ここで「可視化」に注力することがポイントです!
自社がどんな世界観を目指して仕事を手掛けており、どんなコアバリューを大切にしているのか。
採用動画はそのような要素をわかりやすく伝えるのに最適です。
効果 2:求職者の記憶に残りやすい
採用動画は様々な演出ができ、記憶に残りやすいという効果があります。
オンライン化が進み、日本全国、どこからでも情報が取れるようになったことで、1 人あたりがアプローチできる企業の数が大幅に増えました。
学生も「公開されている事業情報や実際の業務はどんな内容なのか」「本当に自分にマッチした会社なのか」という観点で企業を選びます。
志望学生に企業の特色を適切に理解してもらった上で「何ができるのか」、さらに自社では「どんな働き方ができるのか」といった定性的な情報を、登場するスタッフや場面が与えるイメージで記憶します。
数ある企業の中から応募・選考に進んでもらうには、求職者の印象に残る必要も高まります。
記憶に残るために、採用動画で効果的に差別化を図り、「応募者の記憶への残りやすさ」に重点を置くことは必須です。
効果3:採用工数の削減が見込める
企業の会社説明会では企業情報や業務内容など、必ずと言っていいほど同じ内容を説明しています。
このような場面では、採用動画を利用することで人事担当者の工数を削減し、説明を効率化させる効果も期待できます。
また、担当者の経験によって説明内容が変わってしまうのを防ぐ効果があり、異動が発生した場合にも安心です。
折角の取り組みを一人の担当者の経験値だけにせず…
会社としての知的財産、資産として中長期にわたるマーケティングに活用できるようご活用ください。