2022年卒も同様ですが…2021卒採用以降はコロナウイルスの影響を大幅に受けた異例の採用活動が続きました。
「対面形式の会社説明会を実施できない」
「大規模な合同企業説明会に参加できない」
などと、企業側も学生側も環境が変わった事も相まって、学生が日常的に利用し、目にしているInstagramも「企業情報収集ツール」としての役割を果たしました。
今回は、各社のPRや社内事例を発信しているInstagramを使った採用広報にも役立つ動画配信のコツを紹介します。
昨今は自社のWebサイトもお金をかけて、きれいなページを持っているケースが多いのではないでしょうか?
さらに採用活動に力を入れたい会社であれば、就活生向けにリクルートページを追加したり、独立してリクルートサイトを立ち上げたりして充実させている企業さまもいらっしゃるかと思います。
自社のWebサイトに自社サービスやお客様の声、社員紹介などを掲載することはもちろん、広告を出すなど、様々なチャネルから見込み客へとアプローチをするはずです。
採用活動においてもこれらの広報戦略と同様に、会社を魅力的に映せる機会・ツールは複数持ち合わせていた方が効果も期待できます。
とはいえ、「今から新しく手をかけられない」といった企業様にお薦めなのが、簡単にアカウントを作成して訴求する方法です。
Instagramの「ライブ配信機能」で店舗や工場からリアルタイムで行う、動画配信(インスタライブ)です。
コロナ禍での採用活動では、「インスタライブ」を企業説明会に盛り込んだ企業様も多くいらっしゃいます。
企業説明会の合間でお客様に向けた接客、見学会を行うかのように、商品、店舗を紹介し学生には自宅から閲覧してもらいます。
対面形式の説明会ではスライドショーによる写真紹介にとどまっていたものが、Instagramでは従来の写真投稿に加えて「ストーリーズ」「IGTV」などの機能を活用し、文字・風景画だけでは伝えきれない『雰囲気・社風・個性』が臨場感を持って伝わるメリットがあります。
営業担当の人柄や対応力で心をつかむように、内容の作りこみ次第で貴社の求める人材により鮮烈な印象を残すことを可能にします。
企業説明会で物件紹介を実施した回の視聴学生のアンケートでは
「現場に実際に出向くという企画が新鮮だった」
「リアルタイムでの店舗の説明など、現地の雰囲気を知ることができた」
「実際のモデルハウスを会社説明会で見学したのは初めてだったので印象に残った」
などの反応がありました。
「見学会」としてお客様向けにも行える配信スタイルを織り交ぜるだけで、採用活動においてオリジナリティーのある会社説明会を実現し、建築学生の惹きつけを図れるのです。
説明会・動画配信のタイミングは、学生の生活時間に合わせて授業の空きコマのある午後が狙い目です。
オンラインの企業説明会のコンテンツとして、自社が手掛けた商品・サービスの紹介コーナーを設定します。
事前の告知はインスタの「ストーリーズ」やフィード投稿・自社HPのトップ画面・Facebookに掲載するなど、他のWebページも活用して集めます。
3月にかけて活発化していた大手の企業説明会も選考フェーズに移行し、就活の動向もひと段落し始めました。
学生も企業へのさらなるアクションを考えるタイミングで、手元にある身近なツールから情報収集を絶えず行っています。
広報用に保有していたアカウントがあれば、企業情報を伝えるツールとして有効活用できるチャンスです。
説明会の運営・インスタライブの配信準備は構成/流れ、参加する社員を確定しリハーサルを行ってみましょう。
当日のライブ配信はネット環境や音質へ配慮し、社員の人柄が伝わるような掛け合いや、視聴者の離脱防止でコメントを読み上げたり、反応を促したりしてコミュニケーションをとってみましょう。
また、終了後は配信動画を「ストーリーズ」や「IGTV」に投稿し、繰り返し見られるようにしたり、視聴学生へのDM送信をしたりして、ターゲットとなる学生の心をつかむアフターフォローも忘れずに行うことが大切です。