突然ですが…皆さんの会社は何時間労働制でしょうか?
恐らく、まだ多く方が「8時間労働制」とお答えになるのではないかと思います。
では…なぜ「8時間労働制」なのか?と問われると意外と答えに迷われる方が多いのではないでしょうか?
ちなみに、理由はいくつかありますが、大きな理由としては「週休2日制」「週40時間」というルールが影響しているでしょう。労働基準法には「週40時間以内で働きましょう」というルールが存在しますので、週2日の休みを取ると必然的に1日の労働時間のMAXが8時間となるからです。
ところが、世の中では、上記ルール以外の休日日数や1日の労働時間をルール化している企業も数多くあります。2015年に「ユニクロが週休3日制を導入」というニュースが大きな話題となり、その後に追随して導入する企業も最近では日本でも増えてきました。
そもそも…「週休3日制」って何?
当時のユニクロの例を簡単に解説をすると、「週休3日制」を、国内約840店で働く転勤のない「地域正社員」を対象に導入する。という内容です。※店が混む土日や祝日は原則禁止として、平日のうち3日を休日とする。
ちなみに、これは国内全従業員の5分の1にあたる約1万人が対象となる予定です。
週休2日が一般的になってきた世の中の働き方に、一石を投じることになる取り組みですが、一方で1日8時間の勤務時間を10時間に延ばして給与水準は変えない。という内容も含まれています。
仕組み化により離職率も改善、更に選ばれる先進企業へ!
導入の背景には、様々な経緯があるでしょうが、大きな理由としては、今後さらに厳しさを増す“人材獲得競争”があるでしょう。そこで、介護や子育てなどを抱えた人でも働きやすい環境を作り、各地域に根付いた「地域正社員」の数を増やすことで、人材の確保にもつなげたいとの思惑が考えられます。
さらに、ユニクロはここ数年で人事制度改革を進め、上を目指す人(転勤を伴う正社員)と“それ以外の人”(地域型正社員)を分ける仕組みも整えています。これが功を奏し、新卒3年目での離職率は5割超から3割まで改善を見せています。
ちなみに、店舗の正社員比率も現在では2割まで増加し、今後は更に5割を目標にしていく方針だそうです。
週休3日制の取り組みに対して、世の中は、まだ賛否両論といった様相ですが…週休3日制は文部科学省が検討している「夢ビジョン2020(日本初の新たなライフスタイル、社会モデルを確立・発信)」に含まれる重要テーマの一つでもあります!
人手不足の深刻化が指摘されているこれからの時代を生き抜く企業になる為に2つの視点から勤務体系を見直し、働き方の多様化を図る世の中がもうそこまで来ているでしょう。
◆社員のワークライフ・バランスという社員の人生設計のお手伝いの為に実施
◆社員、求職者から選ばれる会社となり、より優秀な社員に恵まれるための人事戦略、採用戦略の為
ちなみに…週休3日制は働く立場からは指示されているようですね。 有名大手企業も続々と導入しています!
若干、ブラック企業ランキング上位とのカブリが…(汗)導入の背景を考えると切なくもなりますが…これからの働き方の一つとして良い取り組みだと思いますので、真のホワイト企業、それぞれの立場の社員にとって働きやすい環境の会社が増えることは嬉しいですね(^^)
会社員に関らず、フリーランスで働く方も他人事ではない労働日数問題。自分自身で休みを決められる方も、これからの時代はどのように働くのか?(時間は?日数は?)何てことにももっと意識をもって働く方が増えると、世の中の働き方、ライフスタイル、年代に応じた新日本の働き方が見えてくるかもしれません。
ちなみに…私は20代は馬車馬のように働き(仕事9.9:プライベート:0.1)、30代は家庭・子育て中心(仕事4.0:プライベート6.0)というように働く時間、日数を調整して働いてきました。このあたりは、個々の価値観に依存する為、自分なりの正解を考え、それを【叶えられる】【選択できる】会社・働き方・生き方を見つけていく努力も必要になりますね。