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ピンチがチャンスに変わるとき②~Web合説編~

2020-11-10

このシリーズも回数を重ねてきましたが、これまで、採用のオンライン化における心得や準備、オンラインインターンシップのノウハウなどをお届けしてきました。
今回は、学生(求職者)と初めての接点を持つであろう「合同説明会」のオンライン化について、お話しさせていただこうと思います。

リアルの合同説明会に出展したことがある企業担当者さんは経験があると思いますが、
こんな課題を感じたことはありませんか?

◆「名前の知られた企業ばかりに学生(求職者)が集まってしまって、集客できない…」
◆「学生(求職者)がせっかく座っても、興味なさそうにすぐいなくなってしまう…」
◆「周りが騒がしいからこっちの声が聞こえてない様子だった、これでは意味がない…」

また、地方ではそもそも大規模な合同説明会すら開催が無い。
という場合もあるかと思います。ただでさえ学生(求職者)が少ない地域で、出会いの場も少ない。
これではせっかくオンライン化した説明会やインターンシップもままなりません。

そこで活用したいのが、オンラインの合同説明会です。
ここでは略して「Web合説」と呼ばせていただきます。

Web上では、社風も伝えづらいし学生はますます自社の説明を聞いてくれないのでは?
そう感じた方もいるかもしれません。

実は…Web合説のメリットは数多くあります。

◆場所、時間を気にせず参加ができるので学生が集まりやすい
◆スライドが見えにくい、声が届かないという課題が解決できる
◆運営のやり方次第で、リアルの合説よりも学生(求職者)とコミュニケーションが取れる

などなど。そして何より、規模が小さくなるほどWeb合説の良さが活きてきます。

実際の小規模なweb合説の事例をご紹介します

企業は3社、学生(求職者)は20名ほどで実施するこのWeb合説は、
「密な」コミュニケーションを大切にしています。

10分間の会社説明、20分間の座談会、10分間の次回フローへの誘導。
これを3社分繰り返し行います。

最大の特徴は座談会。企業と学生はブレイクアウトルーム(ZOOM上の分科室)に分かれ、学生(求職者)は会社説明を通して感じた疑問を投げかけ、企業側は学生(求職者)の就活状況や企業のどんなところを見て就活しているのかなど、ざっくばらんな会話が交わされ、自然と双方のコミュニケーションが生まれるのです。

これによって、従来の合同説明会、大規模イベントでは難しかった相互理解や、Web上では難しいとされる社風を伝えるということが可能になります。
最後の時間には、興味を持った企業への説明会や選考に誘導する時間も設けているため、学生(求職者)の取りこぼしも防ぐことができます。

これらの取組みにより、21卒向けのイベントでは実際に内定承諾が出ている企業様も多数もあり、22卒、23卒向けのイベントも随時開催され、学生(求職者)と企業の出会いの場が提供されてます。
こうした小規模のイベントほど、当日や事前事後のフォローが手厚く、学生(求職者)が離脱しにくいものです。

Web合説に出展するにあたって、ポイントとなることは主に3点です。

◆なるべく2名以上の社員で参加すること
(社員同士のやり取りで会社の雰囲気を伝えられるため)

◆会社紹介のスライドには、写真を意識して多く使用すること
(ビジュアルで自社のことを伝えた方が印象に残るため)

◆部屋の明るさや背景、自分たちの服装などに注意すること
(やっぱり第一印象は大事)

さて、これまでにもお伝えしてきた採用のオンライン化。
すでに感じてくださっている方もいらっしゃるかもしれませんが、オンライン化すればするほど、中小企業、地方企業が勝てる土俵は広がっていきます。

学生が地元企業や中小企業に目を向け始めている今こそ、
まずはオンライン上で接点が持てるWeb合説に出展してみませんか?
まずは少額で、小規模なイベントから始めてみてもいいかもしれません。

大都市圏に集中する人口の分散には地方企業の活性化!
そして、地方での働く場所の提供(告知)が欠かせません。
『採用から始める地方創生』
コロナウイルスがもたらした、世の中の変化をチャンスに変えるのは、それぞれの行動です。

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